柴田友輔さんの写真

デモンストレーター歴 2年

エレクトーン

柴田 友輔

3歳からピアノ、
小学生からエレクトーンを始める。
大学卒業後数年の社会人経験を経た後、
デモンストレーターとして
活動している。

疋田詩織さんの写真

デモンストレーター歴 5年

エレクトーン

疋田 詩織

7歳からエレクトーンを始め、
大学2年生からデモンストレーターの
活動を始める。その傍ら、
学童保育指導員※ としても活躍中。
※学童保育にて小学生を預かり保育する

亀井絵里奈さんの写真

デモンストレーター歴 12年

エレクトーン

亀井 絵里奈

3歳半からエレクトーンをスタート。
高校卒業後は
ヤマハ音楽院大阪に入学し、
卒業以来デモンストレーターひと筋12年。

加藤詩乃さんの写真

デモンストレーター歴 6年

ピアノ

加藤 詩乃

5歳から本格的にピアノを始める。
音楽科の高校に進み、大学院2回生より
デモンストレーターとして活動。
その他、レッスン、大学にてピアノ指導、
音楽療法のサポート演奏など幅広く活躍。

演奏を通じてお客様からパワーをもらえる

演奏を通じてお客様からパワーをもらえる

  • 笑顔で話す柴田友輔さんの写真
  • 笑顔で話す疋田詩織さんの写真

― 皆さんのデモンストレーターの仕事に対する想いを聞かせてください。

柴田
エレクトーンに関する「なんでも屋さん」でありたいと思っています。
演奏するだけではなく、楽器を通して聴き手であるお客様に対して
「価値ある時間を提供できる」ようになりたいですね。少しでも感動を与えることができれば。
あと「どんな人が聴いているかな?」と、マーケティング的な視点でお客様を見ていることもあります。
亀井
マーケティング! 男性的な視点かもしれない。
柴田
たとえば、この曲の時にはどういった人が立ち止まっているのか、演奏の後に話しかけてくれたり、
楽器に興味を示してくれる人はどんな人が多いのか?そんなことを意識してやってますね。

― 分析の結果、何か変わったことはありますか?

柴田
演奏する現場ひとつひとつを大切にするようになりました。
お子様向けと大人の方向けでは現場の空気はそれぞれ違ってきますから。
疋田
私にとっては「元気の素」です! やはり人と接することが多いので。
大きな会場での演奏になると、どうしてもお客様との距離が遠くなってしまいます。
でも、私たちの仕事はすぐそばでお子様たちが聴いてくれたり、
演奏後すぐに声を掛けてもらえたり…。 レッスンのお仕事もありますしね。
そのなかで、ふっと笑ってもらえるような演奏やトークをしていきたいと思っているので、
コンサートでお客様が微笑む姿をみると、「よしっ!」と心の中でガッツポーズです(笑)。
自宅でも「アーイアイ!」と弾き歌いの練習をしていると一人でも元気になれるんです…。
あれっ、私だけ!?
一同
笑い

― 疋田さんは学童指導員の仕事もデモンストレーションに活きてくるのでは?

疋田
そうですね。小学生の流行も知れるので。
最初の頃はステージ演奏の時など、初めて会ったお子様たちと何を話したらいいのか分からなくて「泣いてしまったらどうしよう?」と悩んでいたんです。
でも、学童指導員の仕事を始めてからは、初めて会ったお子様たちとも打ちとけることができるようになりました。
加藤詩乃さんの話を笑顔で聞く疋田詩織さんと亀井絵里奈さんの写真
加藤
本当に元気をもらえますよね!
私も周りから「キラキラしてるね」って言われるようになりました。
自分の中から元気が湧き出てくるんですね。
亀井
私の場合は、皆さんときっかけが違うかもしれませんが…。
小さな頃から習っていたエレクトーンの先生が
デモンストレーターをされていて、
演奏もどちらかと言うと「魅せる演奏」でした。
だから「私もデモンストレーターを目指すのかな?」と
自然に思っていました。
ヤマハ音楽教室講師の道も選択肢としてあったんですが、
この仕事を選んだのは、やっぱり自分が舞台でスポットライトを浴びながら演奏するのが好きだったからだと思います。

仕事を通じて自分自身が変わっていく

仕事を通じて自分自身が変わっていく

笑顔で話を聞く加藤詩乃さん

― デモンストレーターの皆さんがレッスンをすると、一般的な教室の先生とは違ってくるものですか?

亀井
おそらく違うと思いますね。私はお客様にどう見てもらいたいかを考えながら弾いています。
衣装とかも結構意識して。私にとってデモンストレーターの仕事をしている時がONの状態で、
それ以外の時はOFFなんですよね。ONの日のために体調を整えたり、衣装を準備したり。
自分の意識を高めていける仕事なんです。なかなかテンションを保てないですけどね(笑)。
加藤
私は疋田さんの意見に近いんですが、
お客様はもちろん、自分自身も音楽やピアノの良さを感じられることが魅力だと思っています。
私は高校で音楽科に入って大学院まで9年間ピアノに打ち込んでいたんですが
「もっともっと自分を高めていかないと!」といつも思っていて…自信が無かったんです。
初めてデモンストレーターとして演奏した時、日ごろ音楽に触れていない方が涙を流して聴いてくれたんです。
お子様が「私もそんな風に上手に弾きたい!」ってキラキラした目で言ってくれたこともありました。
アドバイスレッスンの時には「もうやめたい」と言っていたお子様が「もっと頑張りたい」と言ってくれたり…。
「私が続けてきた音楽って、こんなに人を元気にできるものだったんだ!」と
初めて仕事を通じて実感できて、とても幸せです!

― これまでにピアノから得た喜びとは違った?

加藤
違いますね。 それまでは、とにかく演奏に100%、120%を求めていました。
「ピアノや演奏が好き」という気持ちが強すぎて、伝えたいことがありすぎて、コンサートの本番で感情が空回りしていたんです。
だから、演奏が上手くできなかったり、時には否定されることもありました。
今は「ピアノが好きなんだなぁ」とお客様に伝わっているようで、楽しんでもらえるようになりました。
「私の演奏でもよかったんだ」と思えた時、本当にうれしくて…! そんなお仕事なんです。だからこの仕事を続けていけるんだと思います。
話が盛り上がっているデモンストレーター4人の写真
柴田
私も同じくデモンストレーターを始めてから、
「お客様に何かを残そう」と演奏する目的が変わりました。
加藤
本当の意味で、音楽の良さを伝える方向に進んでいきましたね。
自分が上手に弾くことではなく「この音楽の一番の良さ」を伝えるという。
疋田
私は数年間教わっていたエレクトーンの先生から
一番大事だと教わっていたことが、お客様に「共感」してもらうことだったので。
デモンストレーターになってから、
自分のためではなく、お客様のことを考えるようになりました。
亀井
そういう意識を持つと、自分の好きな曲ばかりは弾けないですよね。
リサーチした上で、若い人だけではなくおじいちゃんやおばあちゃんにも、皆に振り向いてもらえるようにしたいですよね。
柴田
私も難しさをみせる曲ではなく、皆が聴きたい曲を弾きます。
大切なのはやっぱり「共感」ですよね。

日本へそして世界へ魅力を広めたい

日本へそして世界へ魅力を広めたい

  • 笑顔で話を聞く疋田詩織さんの写真
  • 笑顔で話をする亀井絵里奈さんの写真

― 皆さんの今後の目標は?

疋田
私はお子様と接するのが好きなので、お子様向けのコンサートの中で、
保護者の方も含めて、エレクトーンの魅力をもっと知ってもらいたいと思っています。
だから、もっとたくさんお子様向けのコンサートに参加したい!
学校ではピアノが使われることが多いので、
まだまだ保護者の中には電子楽器に対する印象が薄い方もいらっしゃるので。
特徴の違いをもっと伝えていきたいですね。
亀井
私は純粋にデモンストレーターの演奏を聞いてもらいたい。
活動を発信して、いろんな方に聴きに来てほしい。
お客様の中には、エレクトーンに対する印象が昔のままの方も多いんです。
たとえば、大きいとか高価だとか、レバーがついているとか茶色いとか…。
一同
笑い
亀井
だから、エレクトーンのイメージチェンジが出来ればと。
私と同世代のお母さん方のお子様たちにも、もっと広めたい。楽器店に足を運んでほしいと思います。
そのためには自分たちが憧れになっていかないといけない。
加藤
そうですね。
私の演奏に憧れを持って観にきてくれている人たちや、特約店で私の名前を覚えてくれている生徒さんたちが
「私みたいになりたい」とデモンストレーターになってくれたら嬉しいですよね。
仕事内容や魅力を伝えていくためには、もっともっとデモンストレーターの人数を増やして、
皆いろんな仕事をしていくことが必要だと思うんです。そうすればデモンストレーターが全体的に盛り上がる。
そして、いつか後進に研修できる立場になれたら幸せだなと思います。

― 柴田さんはいかがですか?

柴田
私は、2020年の東京オリンピックの時に、エレクトーンという楽器をアピールできる環境をつくりたい。
自分自身が演奏するというだけではなく、世界中の方が日本に来るときにPRできるよう
デモンストレーターとして関わりたいと思っています。あと3年、ポテンシャルを保ちたいですね!
柴田友輔さんの話を笑顔で聞くデキモンストレーター疋田詩織さんと亀井絵里奈さんと加藤詩乃さんの写真

― エレクトーンはmade in japanですもんね。

柴田
リオオリンピックの閉会式でのパフォーマンスは、振り付けや音楽、
すべて日本人が作っていたんです。そこにエレクトーンが加われるように。
「なんでエレクトーンが入ってないの?」と言われるように認知度を高めたい!
亀井
最近は海外のお客様も多いので、私も英語を使ったパフォーマンスや
プロモーションなども勉強しています。
店頭で、デモ演奏していると、隣で写真を撮られることなどもありますね。
そこで英語でアナウンスできれば、もう少し輪も広がるのかなと。

― 海外の方のエレクトーンの認知度は?

柴田
「What’s this?(なにこれ?)」とか、
「Amazing(びっくり)!」というような反応が多いですよね。
亀井
以前、中国で演奏したことがあるんですけど、とても注目度は高かったです。
たくさんの人が集まって「なんだなんだ」と。
人から人へ伝わっていくことも増えていけばいいですよね。

人を振り向かせるデモンストレーション

人を振り向かせるデモンストレーション

  • 笑顔で話を聞く柴田友輔さんの写真
  • 真剣に話をする加藤詩乃さんの写真

― アーティストとの違いやデモンストレーターならではの価値とは?

柴田
大前提として自分はアーティストじゃないと思っています。
自分は「なんでも屋さん」。 説明会を依頼されたら講師にもなります。
アーティストとしての活動もありますけど。アーティストは自分の音楽をお客様と共有する。
デモンストレーターはみんなが知っている音楽をみんなと共有する。
リクエストがあれば自分の音楽もやりますけどね(笑)。
加藤
私はちょっと違う意見ですね。クラシックの技巧的な曲が得意なんですが、
どんな曲でも自分を100%出せるものを弾けば必ず納得してもらえるし、
「クラシックっていいな」と感じてもらえると思うんです。一般的なアーティストは、
チケットを買ってくださったお客様や自分に興味があるお客様に対して演奏しますけど、
我々は何も知らない通りすがりの「ピアノに興味がないお父さん」に演奏するわけです。
そこで私が100%の演奏をした時に、興味を持ってくださることがある。
本当に何も知らない方に対してアプローチしていくので本当に幅広いと思います。
そんな新しい出会いを生み出せる瞬間が、とても気持ちいいんですよね。
それがきっかけになってピアノの商談になることもありますし(笑)。
亀井
通りすがりの出会いからお客様といろんな会話をすることも多いですね。
舞台からでも興味を持ってくれたお客様はよく分かるので、
もっと皆さんと身近に話をできる存在になりたいです。

―デモンストレーターの仕事のなかで、知らない人との出会いや音楽の魅力を伝えること、知ってもらうことに価値を見出しておられますね。皆さんが、この仕事を長く続けられる秘密は?

柴田
同じことが絶対にないからかな?同じデモ演奏でも場所やお客様が違うので常に新鮮ですよね。
亀井
毎回違うからおもしろい! お客様によって盛り上がり方も全然違うんですよね。

― 皆さん、「次はこうしよう」と目標を立てたりするんですか?

トークで盛り上がるデモンストレーター柴田友輔さんと疋田詩織さんと亀井絵里奈さんの写真
柴田
次回のことよりも、その場をどうするかに集中しますね。
午前中の演奏が終わって、「午後はこうしよう!」と決めたら
午後はお客様がいなかったこともあります(笑)。
亀井
現場で演奏のプログラムを変えることもありますね。
なかなか大変なんですが、それが楽しい。
疋田
私が続けているのは欲張りな自分がいるからかも。
演奏もするし、司会もする。
接客やレッスンも…と、カメレオンのように違う自分でもいられる。
司会のお姉さんになりきることだって。違う自分を発見できるんですよね。
学童保育の仕事を始めたのは、デモンストレーターの仕事を通じて
子ども好きな自分に気づいたからなんです。
柴田
一番うれしいのは楽器を通じて結果を残せること。
ある商業施設で演奏した時、はじめは周りのテナントの迷惑になるので
小さい音で演奏するように注意されていたんです。
でも、実際演奏してみると、施設の責任者の方が来て
「こんなに人が集まるんならまたやってよ」と言ってもらえたんです。
自分の演奏というより、エレクトーンを通じて状況が一変した。
エレクトーンを認めてもらえたことに意義を感じたんですよね。

デモンストレーターを目指す後輩に向けて

デモンストレーターを目指す後輩に向けて

話に共感する亀井絵里奈さんの写真

― 第一線の皆さんが考える、デモンストレーターに必要な要素は?

亀井
エレクトーンだけ弾いていてはダメですね。
疋田
アンテナを張れる人。
柴田
その場を楽しめる人! 今いる状況を言葉にできたり演奏以外の表現もできたり。
一同
難しいねー!
加藤
演奏力はある程度でも、自分からいろんなことを吸収していける人なら、
いいデモンストレーターになれると思います。「演奏しかできません!」
とバリア張っちゃう人は難しいかな。
亀井
私はデモンストレーターって女優だと思っています。その役になりきる!
子どもが苦手でも、子ども好きになりきることも必要なんです。
共感する話に盛り上がるデモンストレータ4人の写真

― プレイヤーであり語り手でありプロデューサーでもある。

疋田
確定申告の時に職業を何にするか迷っちゃう(笑)。
亀井
デモンストレーターに興味がある人は、ぜひ体験してもらいたいですね。
ただ弾くのとは全く景色が違うので。
柴田
演奏より機能の説明や操作をしながら進行する方が難しかったりするし。
加藤
フリップで説明しながら演奏するのも結構難しい!
実際の現場だと置く場所すら無いこともあるんです…。
でも、それも含めての仕事なんですよね!
両手の人差し指を立ててポーズをとる笑顔のデモンストレーター4の集合写真

― 最後に、デモンストレーターを目指す方にメッセージをお願いします。

柴田
これまで経験したことが何でも、音楽以外のことでも生きてくる仕事です。
自分も社会人の経験がとても生きてくる。
だから興味がある人、チャレンジしてみたい方は、
ぜひデモンストレーターの門戸を叩いてみてください。
疋田
たとえば楽器を弾くのが好き、音楽が好き、目立ちたい…。
どれか一つでも自信がある方はそれを大事に育ててください。
エレクトーンを通じて楽しい音楽の輪が広がると思います。
亀井
とにかく何でもチャレンジしてほしい。
色んな事ができるようになる努力は、
デモンストレーターになってからも欠かせません。
でも、ここには共有できる仲間がたくさんいますから。
人前に出ることが好きな人にはぜひチャレンジしてほしいです!
加藤
人が好き、音楽が好き、ピアノが好きという熱い情熱をお持ちの方。
それさえあれば、努力できます。
デモンストレーターとしての強みが育っていくと思いますので、
パッションのある人お待ちしています!
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